あづきおねえさん卒業会見 7年間の軌跡と笑顔のバトンタッチ

2026年2月18日、NHK放送センターで開かれた記者会見で、Eテレの人気幼児向け番組『おかあさんといっしょ』の初代「体操のお姉さん」こと秋元杏月さん(あづきおねえさん)が、3月28日の放送をもって番組を卒業することを正式に発表しました。2019年4月の就任からちょうど7年。多くの親子に愛され続けた「あづきおねえさん」の晴れやかな笑顔と、感謝に満ちた言葉が会場を温かく包みました。

初代「体操のお姉さん」としての歴史的役割

秋元杏月さんは、愛知県出身の1997年生まれ。新体操の経験を活かし、2019年4月に番組史上初めて「体操のお姉さん」というポジションでデビューしました。それまでの『おかあさんといっしょ』では「たいそうのおにいさん」と「たいそうのおねえさん」が交互に担当する形が長く続いていましたが、秋元さんの登場により「体操のお姉さん」が正式に誕生。子どもたちのからだを動かす楽しさを、新鮮で明るいアプローチで届けてきました。

特に象徴的なのが、2019年からスタートした体操コーナー「からだ☆ダンダン」。リズミカルで覚えやすい振り付けとキャッチーなメロディーが大ヒットし、全国の幼児たちが毎朝一緒に踊る定番となりました。座ったままでもできる「すわってからだ☆ダンダン」のユニバーサルバージョンも導入され、車いすの子どもや体を動かしにくい子にも体操の喜びを広げた点は高く評価されています。秋元さんは会見で「『からだ☆ダンダン』を続けてこられてすごく良かった」と振り返り、子どもたちの笑顔が何よりの原動力だったと語りました。

あづきおねえさん卒業会見 7年間の軌跡と笑顔のバトンタッチ
あづきおねえさん卒業会見 7年間の軌跡と笑顔のバトンタッチ

会見での率直な思い「今がベストタイミング」

会見に登場した秋元さんは、いつもの明るい笑顔で挨拶を始めました。

「『おかあさんといっしょ』初代体操のお姉さんの秋元杏月です。皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。この7年間、たくさんのおともだちと出会うことができて、一緒に体操したり、踊ったり、体を動かして遊んだりすることができて、本当に幸せな日々でした」

続けて卒業の決意をこう明かしました。

「ずっとこの場所でおともだちと一緒に遊んでいたいなと思う瞬間も何度もありました。でも、『おかあさんといっしょ』という場所にいられる時間は限りあるもので、受け取ったバトンをいつか次につなぐ時が来る。そう考えた時に、今が自分の中でベストタイミングだなと。この7年間を振り返っても、悔いなくやりきったなという気持ちが芽生えたので、卒業を決意しました」

自らのタイミングで決断した卒業であることを強調し、番組スタッフ、ゆういちろうお兄さん、まやお姉さん、かずむお兄さんへの感謝も述べました。会場ではセルフツッコミを交えた軽やかなやり取りもあり、終始ほんわかとした空気が流れました。

共演者からの温かい言葉

同席した「体操のお兄さん」佐久本和夢さん(かずむおにいさん)は、あづきおねえさんを「太陽のような存在」と表現。

「あづきお姉さんは一緒にいると心がぽかぽかする。いつも優しくリードしてくれて安心できる存在でした。僕もいつかこういう素敵なお兄さんになりたいと思って過ごしてきました。人柄が本当に素敵で、多方面でご活躍される姿を全力で応援したいです。いつかまた『ダンダン』しましょう」

かずむおにいさんの言葉に、秋元さんも笑顔で応じ、共演者との絆の深さが伝わってきました。

新章へ 「おどりのお姉さん」アンジェさんの登場

秋元さんの卒業に伴い、番組の身体表現コーナーは新たな形へ。3月30日から初代「おどりのお姉さん」としてアンジェさんが加入します。父がイギリス人、母が日本人のアンジェさんは、2歳からクラシックバレエを始め、コンテンポラリーダンスやジャズダンスを学んできた経歴の持ち主。現在大学4年生で、今年3月に卒業予定です。

「私のパフォーマンスでたくさんの人を元気にしたい。私らしいダンスができたら」と意気込みを語り、秋元さんから花束を受け取るシーンでは感動的な空気が生まれました。体操は「からだ☆ダンダン」を中心に継続されるため、番組の根幹は守られつつ、新しいダンス要素が加わることでさらに進化が期待されます。

子どもたちと親への影響 ネットの反応も熱く

発表直後、X(旧Twitter)では「あづきおねえさん」がトレンド入り。「卒業まじ?」「寂しい」「7年間ありがとう」「太陽みたいな存在だった」との声が続出しました。朝の放送で「オタマジシャン」コーナーから意味深な別れの言葉があったことにも注目が集まり、事前に卒業を予感していたファンも多かったようです。

7年間、毎朝のルーティンとして多くの家庭に寄り添ってきたあづきおねえさん。彼女の笑顔と元気は、子どもたちの「からだを動かす楽しさ」を教えてくれただけでなく、親世代にも癒しと勇気を与えました。

卒業後も、秋元杏月さんのこれからの活躍を心から応援したいと思います。 あづきおねえさん、本当に7年間ありがとうございました。お疲れさまでした。そして、これからも笑顔で輝き続けてください。

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